✅ 中国語の疑問詞とは?
「誰?」「何?」「どこ?」「いつ?」「なぜ?」「どうやって?」といった疑問詞は、中国語では そのまま「答えに当たる位置」に置く のが特徴です。
日本語のように「誰が〜?」「どこに〜?」と語順が変わることはなく、
英語のように文頭に疑問詞を置く必要もありません。
✅ よく使う疑問詞一覧
疑問詞 | 発音 | 意味 | 使用例 |
---|---|---|---|
谁 | shéi | 誰 | 他是谁?(彼は誰?) |
什么 | shénme | 何 | 你吃什么?(あなたは何を食べる?) |
哪儿 / 哪里 | nǎr / nǎlǐ | どこ | 他在哪儿?(彼はどこにいる?) |
什么时候 | shénme shíhou | いつ | 你什么时候来?(あなたはいつ来る?) |
为什么 | wèishénme | なぜ | 你为什么学习汉语?(なぜ中国語を勉強してるの?) |
怎么 | zěnme | どうやって | 你怎么去学校?(どうやって学校に行くの?) |
哪个 | nǎge | どれ/どの | 你喜欢哪个?(どれが好き?) |
✅ 疑問詞の語順ルール
疑問詞を使う場合も、**基本語順(SVO)を変えずに「答えになる部分を疑問詞に置き換える」**のが中国語の特徴です。
📌 例①:主語を尋ねる(誰が〜?)
中国語 | 読み方 | 日本語訳 |
---|---|---|
谁 去 学校? | shéi qù xuéxiào | 誰が学校に行く? |
📌 例②:目的語を尋ねる(何を〜?)
中国語 | 読み方 | 日本語訳 |
---|---|---|
你 吃 什么? | nǐ chī shénme | あなたは何を食べるの? |
📌 例③:場所を尋ねる(どこで?どこに?)
中国語 | 読み方 | 日本語訳 |
---|---|---|
他 在哪儿? | tā zài nǎr | 彼はどこにいるの? |
✅ 「在哪儿」=「〜にいる/ある」の疑問形
「去哪里?」(どこへ行く?)のように動詞に続ける形もよく使われます。
📌 例④:時間を尋ねる(いつ?)
中国語 | 読み方 | 日本語訳 |
---|---|---|
你 什么时候 来? | nǐ shénme shíhou lái | あなたはいつ来るの? |
📌 例⑤:方法を尋ねる(どうやって?)
中国語 | 読み方 | 日本語訳 |
---|---|---|
你 怎么 去 公司? | nǐ zěnme qù gōngsī | あなたはどうやって会社に行くの? |
📌 例⑥:理由を尋ねる(なぜ?)
中国語 | 読み方 | 日本語訳 |
---|---|---|
你 为什么 学 汉语? | nǐ wèishénme xué hànyǔ | なぜ中国語を勉強しているの? |
✅ まとめ:疑問詞の使い方ルール
- ✅ 疑問詞は 文の中でそのまま使う(文頭に出さない)
- ✅ 文の語順は 肯定文と同じ
- ✅ 疑問詞の位置に答えが入る(=置き換え可能)
✅ 練習問題
- 你是谁?
- 他去哪里?
- 你怎么学汉语?
- 你什么时候工作?
- 你为什么喜欢她?
✅ 練習問題の答えと解説
1. 你是谁?
nǐ shì shéi?
👉「あなたは誰ですか?」
- 疑問詞「谁(shéi)」=「誰」
- 動詞「是(shì)」=「〜である(英語のbe動詞)」
📌 自己紹介や面接、初対面での会話で使われる基本フレーズ。
2. 他去哪里?
tā qù nǎlǐ?
👉「彼はどこへ行くのですか?」
- 疑問詞「哪里(nǎlǐ)」=「どこ」
- 動詞「去(qù)」=「行く」
📌 外出先を尋ねるときに使います。
3. 你怎么学汉语?
nǐ zěnme xué hànyǔ?
👉「あなたはどうやって中国語を学んでいますか?」
- 「怎么(zěnme)」=「どうやって」
- 「学(xué)」=「学ぶ」
- 「汉语(hànyǔ)」=「中国語」
📌 方法・手段を尋ねる疑問詞「怎么」がポイント。
4. 你什么时候工作?
nǐ shénme shíhou gōngzuò?
👉「あなたはいつ仕事をしますか?」
- 「什么时候(shénme shíhou)」=「いつ」
- 「工作(gōngzuò)」=「働く、仕事する」
📌 時間を聞くフレーズで、日常でもよく使われます。
5. 你为什么喜欢她?
nǐ wèishénme xǐhuan tā?
👉「あなたはなぜ彼女が好きなのですか?」
- 「为什么(wèishénme)」=「なぜ」
- 「喜欢(xǐhuan)」=「好き」
- 「她(tā)」=「彼女」
📌 好きな理由や動機を尋ねるときの定番パターンです。
✅ 補足:疑問詞はそのまま答えに置き換えられる
例:
- 你去哪里? → 我去公司。(私は会社に行きます)
- 你什么时候来? → 我明天来。(私は明日来ます)
疑問詞は 「答えの位置にそのまま入る」 というルールがポイントですね。