Docker コンテナとは?作成から削除まで

IT・プログラミング

Docker コンテナとは?

Dockerコンテナは、アプリケーションの実行環境をパッケージ化し、軽量な仮想化を実現する技術です。コンテナにはアプリケーションコードとそれを動作させるためのライブラリや設定が含まれており、どの環境でも一貫して動作します。仮想マシンと異なり、コンテナはホストOSのカーネルを共有するため、軽量で高速に起動できます。

コンテナとイメージの関係

Dockerコンテナは、Dockerイメージを元にして実行されます。イメージは変更されない静的なファイルシステムのスナップショットのようなもので、コンテナはこのイメージを動的に実行し、書き込み可能なレイヤーを追加します。つまり、イメージはコンテナの設計図であり、コンテナはその設計図をもとに実際に動作するプロセスです。

コンテナの操作

Dockerコンテナの作成と実行は、docker containerサブコマンドを使用して行います。

コンテナの作成と実行

イメージを元にしてコンテナを作成し、実行するためには、以下のコマンドを使用します。

docker container run --name コンテナ名 -d イメージ名

例えば、nginxイメージを使ってコンテナを作成し、バックグラウンドで実行するには次のようにします。

docker container run --name my-nginx -d nginx

このコマンドにより、nginxイメージからmy-nginxという名前のコンテナが作成され、バックグラウンドで起動します。

コンテナの状態を確認する

現在実行中のコンテナを確認するには、次のコマンドを使用します。

docker container ls

実行中のすべてのコンテナがリスト表示されます。実行されていないコンテナも含めて確認したい場合は、-aオプションを使います。

docker container ls -a

コンテナの停止

実行中のコンテナを停止するには、次のコマンドを使用します。

docker container stop コンテナIDまたは名前

例えば、先ほど作成したmy-nginxコンテナを停止するには、次のようにします。

docker container stop my-nginx

コンテナの削除

停止したコンテナを削除するには、次のコマンドを使用します。

docker container rm コンテナIDまたは名前

削除する前にコンテナを停止しておく必要があります。

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