Dockerを使っていると、gitでコードを管理したいというような場合もあると思います。
今回は、Dockerでgitを使うための方法を紹介します。
Dockerfileの書き方
例えば、WordPressのコンテナ内でgitを使うためのDockerfileを作ってみます。
# Dockerfile
FROM wordpress:latest
# Install git
RUN apt-get update && apt-get install -y git
RUN apt-get update && apt-get install -y git
の部分でgitをインストールしています。
基本的には、これだけで、gitが使えるようになります。
Dockerで既存リポジトリを参照する
もう少し踏み込んで、DockerFileで既存リポジトリをcloneする方法を消化しておきます。
Dockerfileにスクリプトを追加
コンテナ起動時に自動でGitHubからコードを取得するスクリプトを実行するように設定することもできます。以下のように、Dockerfileにスクリプトを追加して、自動的にリポジトリをクローンすることができます。
Dockerfileの例:
FROM wordpress:latest
# 必要なツールのインストール
RUN apt-get update && apt-get install -y git
# スクリプトをコピー
COPY setup.sh /usr/local/bin/setup.sh
# スクリプトに実行権限を付与
RUN chmod +x /usr/local/bin/setup.sh
# コンテナ起動時にスクリプトを実行
ENTRYPOINT ["/usr/local/bin/setup.sh"]
setup.shの例:
#!/bin/bash
rm -rf /var/www/html/*
# GitHubからコードをクローン
git clone <リポジトリのURL> /var/www/html
# WordPressの標準エントリーポイントを実行
docker-entrypoint.sh apache2-foreground
rm -rf /var/www/html/*
git clone <リポジトリのURL> /var/www/html
を手動で行うことも可能です。
プライベートリポジトリの場合
プライベートリポジトリの場合は、別途トークンが必要です。
fatal: could not read Username for 'https://github.com': No such device or address
というエラーメッセージは、Gitがリモートリポジトリにアクセスする際に認証情報を読み取れないことを示しています。これは、リモートリポジトリ(GitHub)にアクセスするための認証が適切に設定されていない場合に発生します。
HTTPSでの認証
GitHubリポジトリにHTTPSでアクセスする場合、ユーザー名とパスワードを求められることがあります。GitHubでは、パスワードの代わりにPersonal Access Tokenを使用する必要があります。
-
GitHubでPersonal Access Tokenを生成します。
– GitHubのPersonal Access Tokenのページにアクセスし、新しいトークンを生成します。
– トークンに必要なスコープ(権限)を設定します(通常はrepo
スコープが必要です)。 -
Gitでトークンを使用してリポジトリにアクセスします。
git clone https://<your-token>@github.com/username/repository.git