Visual Studio Code(VSCode)には、多くの組み込みコマンドがあり、これらのコマンドを使うことで、作業の効率を大幅に向上させることができます。この記事では、主要なコマンドIDの一覧と、コマンドIDを調べる方法について詳しく解説します。
主要なコマンドID一覧
VSCodeのコマンドIDは、特定のアクションをトリガーするために使用されるユニークな識別子です。以下は、よく使用される主要なコマンドIDの例です。
一般的なコマンドID
- ファイルを開く
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vscode.open
– 指定されたリソースをエディターで開きます。 -
新しいファイルを作成
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workbench.action.files.newUntitledFile
– 新しい未保存のテキストファイルを作成します。 -
フォルダーを開く
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vscode.openFolder
– 指定されたフォルダーを開きます。 -
検索
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workbench.action.findInFiles
– ワークスペース全体で検索を開始します。 -
ターミナルの表示
workbench.action.terminal.toggleTerminal
– ターミナルを表示または非表示にします。
デバッグ関連のコマンドID
- デバッグの開始
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workbench.action.debug.start
– デバッグセッションを開始します。 -
ブレークポイントの切り替え
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workbench.action.debug.toggleBreakpoints
– 現在の行にブレークポイントを設定または削除します。 -
デバッグコンソールの表示
workbench.action.debug.openDebugConsole
– デバッグコンソールを表示します。
エディタ関連のコマンドID
- 行を折りたたむ
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editor.fold
– エディター内のコンテンツを折りたたみます。 -
行を展開する
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editor.unfold
– エディター内のコンテンツを展開します。 -
現在の行をコピー
editor.action.copyLinesDownAction
– 現在の行を下にコピーします。
コマンドIDの調べ方
VSCodeでは、利用可能なコマンドIDを調べるためにいくつかの方法があります。
デフォルトのキーボードショートカットを確認する
VSCodeのデフォルトのキーボードショートカット設定を確認することで、コマンドIDを調べることができます。
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キーボードショートカットエディタを開く
メニューバーから「File」 > 「Preferences」 > 「Keyboard Shortcuts」を選択します。または、ショートカットキーCtrl + K Ctrl + S
を使用します。 -
コマンドIDをコピー
コマンドIDを知りたいショートカットの行を右クリックして、Copy Comand idでコマンドIDをコピーできます。
拡張機能のドキュメントを参照する
特定の拡張機能で提供されるコマンドIDは、その拡張機能のドキュメントや設定ファイルに記載されています。拡張機能の公式サイトやVSCode内の「拡張機能」パネルで詳細を確認することができます。
これらの方法を活用して、VSCodeのコマンドIDを調べ、自分の作業フローに合わせたショートカットキーのカスタマイズを行いましょう。